医業類似行為者よ目を覚ませ!我々にできることは少ないが価値があるんだぜ。
国家資格者の知識と責任をもって筋肉ほぐしやリラクゼーションをする
私は柔道整復師です。
全く自慢するような資格ではないのですが、国家資格です。
元来は「接骨院」で仕事をする資格ですが、保険の取扱いに関して不正請求などが問題になっていることは、ご存知の方も多いでしょう。
「生後半年の赤ちゃんが腰痛を訴えた」など、現実にはありえない診断がまかり通っている。
と、いうことで私は悪いこと(うまいこと)できないので接骨院から離れ、
単なるリラクゼーション屋(自由診療)をしています。
勿論、外傷やスポーツ方面に特化した正しい柔道整復師の先生もいらっしゃると思いますが。
それでも、整体やカイロとは違う
腐っても国家資格。
異論が出そうで怖いのですが、法制化された資格であることの意味は、
ある程度の知識なり技術の水準が保証されていることです。
以下、国民生活センターHPから引用
健康保持や疾病の予防・治療の目的で、マッサージ、指圧、整体、カイロプラクティックなど、施術者の手技による医業類似行為が広く利用されている。
一方、PIO-NETには、整体やマッサージ等、器具を使用しない手技による医業類似行為を受けて危害が発生したという相談が2007年度以降の約5年間で825件寄せられており、件数は増加傾向にある。
手技による医業類似行為のうち、あん摩マッサージ指圧や柔道整復については法的な資格制度があるが、
整体やカイロ プラクティック等と呼ばれるその他の手技による医業類似行為については法的資格制度がないため、施術者の技術水準や施術方法等がばらばらであると指摘され ている。
医師はトランプのジョーカー
一方、我々は一部を限定的に許されているだけ
先ず。。。
もしも医師が私みたいに患者一人に60分かけてマッサージできるんだったら、
私はこの仕事をやめてもいい。
時間をかければ効果があるが、医師が時間を取れない内容をするのが国家資格者の仕事なんじゃないの?
それが"補完"代替医療の意味なんじゃないの?
医師を批判して、取って代わろうという方向性って違わないか?
そしてこれは体力勝負。我々にできる仕事はシンプルなはず。
頭のいいふりをして医療批判したければ最低でも自分が医師免許取ってからやろうよ。
キチガイ医に翻弄されるんじゃなくてさ。
人気でカリスマな整体の「先生」
何を何時間学んだの???
そして無資格整体・カイロ・外国の民間療法・○○療法・気を氣と書いちゃう人・宇宙・レイキ…等々の非国家資格者たち、
解剖学・生理学・病理学・一般臨床医学・外科学・整形外科学等々。。。
学んでます?技術を教えてもらったぐらいで認定証もらったんじゃないの?
あなたたちが「先生」と呼ばれている現状は見逃していいことじゃないと思う。
リラクゼーションに徹するならまだしも、
「医者を信じちゃいけませんよ!」というオーラを醸し出して病気の人を洗脳しているのなら、それは最悪に危険な行為になる。
神様になろうとしないで、
真面目に手技を磨きなさい。
【医業類似行為が許された国家資格者】
あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師、柔道整復師にも、
【民間資格=無資格】
整体師やカイロプラクターにも、
両者に共通していると私が感じることは、
「単なるマッサージ」「単なる手技」「単なるリラクゼーション」を自ら軽視しすぎだということだ。
そこには充分に需要も価値もある。
医者に対抗する必要も、教祖や神になる必要も、まったくない。
癌や難病が治せるかもとか考える暇があったら、
もっと手技技術を高めようよ。
筋肉をほぐす、緊張をゆるめる、リラックスさせる…これってそんなに奥の浅い技術なのかい?
なんだかなぁ…と思う。
そんなことだから手技が疎かになり、効果も出ず、事故も起こるんだと思う。
ニセ医療、エセ医者に走る前に、できることあるんじゃないのか。